言葉が出てこず、どんどん不利な立場に・・・
仕事やプライベートで、ふと相手から振られた言葉にうまく応えられず困ったことはありませんか?
わたしはこうした即時的な応答が本当に苦手です😢
質問が理解できないわけでも、言いたいことがないわけでもありません。これを言ったらどうなる等の考慮も含め、たくさん浮かび、<ふつう>のスピードでうまく取捨選択して文章化し応答することができないのです。
感情や考えなどの意見だけでなく、状況を整理して簡潔に説明することも苦手です。
言葉が出てこず、固まったあげく何とかごまかしたり、何とか言おうとして、自分でも驚くような日本語とは思えない妙な言語を絞り出してしまうこともあります(これには本当に落ち込みます。。)。
そうした「不自然」なコミュニケーションも、一度なら、「緊張しているのかな?」とか、「ちょっと変わった人なのかな?」と、笑ってすましてもらえるかもしれませんが、それが重なると、とても悲しい事態になります。
適切な応答ができない=仕事ができないという評価を落とすだけならまだしも、意図しない誤解や不信感が募り、悪意を向けられてしまうこともあります。
そうした誤解を解消する言語力、コミュニケーション力もありませんから、どんどん不利な立場に追いやられ、自分の立場が守れなくなってしまうのです。
「情報のまとめ上げ困難」
医学の世界では、こうした感情や意見をうまく言葉にできない特性を「情報のまとめ上げ困難」というそうです。この特性は、わたしが会社員生活を送る中で非常に障害となりました。
はじめは、うまく話せないのは、論理力が足りないせいだとか、うまく輪に入れないのは、人のこころの理解が足りないからだと思い、ビジネス書や、心理学の本を読みあさり、実践するよう心がけました。
『伝え方が9割』(佐々木圭一著)、『一分で話せ』(伊藤羊一著)、『雑談力が上がる話し方――30秒でうちとける会話のルール』(斉藤孝著)、『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司著)、『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(吉田直記著)などなど、ベストセラーの本にはたいてい目を通しました。
でも、何年トライし続けても、あの醜い日本語とは思えな妙な言語を発する自分はいなくなりませんでした。
life-hack: 聞くに全振りする ~「誠心誠意理解」して、あとは相手におまかせ!
目の前の人が、自分が話しかけたことで苦しそう〜にしていたら、ふつうの優しい人はもう話しかけませんよね😅 苦しんでいる人と楽しいコミュニケーションをしたがる人はいません。
そう思って、返す言葉に一生懸命に必死になるのやめて、とにかくゆったり笑顔でいることにしました。
相手の話を聞いて、理解することはできるのだから、そちらの能力を磨くことにしました。
全集中で思いっきり聞いて、理解します。できないことはできないままでもOKです(仕方ありません)。あなたがやることは2つだけ。
① 相手の言っていることをうなづきや、繰り返しをしながらちゃんと理解する。
② リラックスした笑顔でいる。
すると、たいてい相手が、親切にYes or Noの応えやすい問いをかけてくれたり、答えを誘導してくれたり、つづきを話してくれますので、そうした流れに力を抜いて身を任せます。
「力を抜く」がポイントです。
コミュニケーションは一人でやるものではありません。あなた一人が重荷を負わなくてもいいのです。①と②で「敵じゃありませんよサイン」を示して、あとは相手を信じて、相手に話してもらうことで、自分も相手も満足する、理解がふかまる、コミュニケーションが成立するのかな、、と思います。
わたしもまだまだ苦手意識が強いですが💦、力を抜いて、気長に、経験値を上げていければと思っています☺。