発達障害とは
障害者向け就労支援事業等を展開されている(株)LITALICOさんのHPに次のようにありました。(※「①」「②」は理解のため加筆しています)
発達障害とは、①生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、②その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のこと
とのことです。なるほど。。①生まれつきの特性と、②環境とのミスマッチを起因に起こる障害なのですね。。
30代で診断を受け障害者になって数年、さまざまな情報に触れ知識を得てきましたが、①については「マイナス面の克服」よりも、「得意を伸ばす」ことが推奨されることが多いようですね(得意がないという声が聞かれることも……)。
当事者としても、①の克服(そもそも完全には難しいと言われています)に注力しすぎると2次障害の扉が開きかねないように思われるので、これまでの人生をよく振り返って、自分の失敗パターンやうまくやっている人の言動を分析して、「正解」「不正解」を集めてなるべく次に活かしていければよいのかなと思います。
そうしたアクションにより、周りの人、②環境に与える影響も違っていくと思います。
どこに身を置くか、それが問題だ
①のステップがあってこそですが、自身の経験から、より大切なのは、②の環境選びかなと思います。
わたしは今回の転職で、職場が地獄ではなくなりました😿
今思えば、自己理解の不十分なままいちばん間違った環境に身を置いていたように思います。苦手だからこそできることへの憧れや、克服したいという気持ちもあり、自分のマイナスが目立つ仕事に就いてしまっていたところがあったかもしれません。①の克服を真正面から試み大失敗していた形ですね。。。。。。。
生まれつきの特性を持っていても、障害を<小さく>することは必ずできると思います。
生まれつきの自分の特性・苦手・失敗パターンを理解して、ミスマッチが発生しにくい対策(ライフハック)を備え、必要に応じて、ときにそうした事情を伝えられる環境に身を置くことで(※注意:障害を伝えない=クローズにしたほうがよいケースもあると思いますのでここは慎重に。)、自身もすごく成長すると同時に、本当に救われると思います。
自分の特性を理解する=自己理解って誰にとっても難しいですよね。
ですから、わたしも時に振り返りつつ、かつ、安易に「発達障害像」のレッテルを自分に貼らないように、自ら「発達障害はこういう人」という枠に自分をはめて自分を自分でないものにしていかないようにも気を付けつつ、焦らず根を詰めすぎず「何で自分はこうなんだろう・・・」という謎解きをしていければよいのかな、、と思っています。。
ライフハック:自己理解の着手は早めに越したことはない
「発達障害」がない時代に生まれた元発達障害児としては、やはり子どものころに見つけられて、はやめにアプローチしていくことで、<機を逸する>ことがなくなるといったことはあるのかな?と思います。(「レッテル貼り」には要注意ですが…)
子どものころから今までの、自分の特性に起因するさまざまな困難も、私の人生のかけがえのない一歩一歩ながら、やはり環境、周囲からの理解・サポートがあれば違っていたのかな??とも思います。
進学・就職・結婚・出産、、、やはり、タイミング・適齢期がありますからね。。
幸か不幸か、社会性が低いASDの特性からか、私は平均よりも恋愛・結婚・出産への興味関心がかなり低いようなのですが、
(このコミュニケーションへの関心の低さ、子孫を残すという本能の薄さ・欠如が、発達障害者が少数派たる所以ですね。。)
それでも、ときに愚かにも分からないままに大切な何かを失っているのかもしれないと、虚しく悲しく思われることがあるのですが、そんなときにぴったりの曲をご紹介して今日は終わりにしたいと思います。
悲しくなったときに聞いてほしい曲、それは、中島みゆきさんの「命の別名」(リンク:Youtube 中島みゆき公式チャンネル)です。
この方すごいですねΣ(゚Д゚)。ぜひ聞いてみてください♪