ライフハック

精神科への通院について ~こうして私はうつ病と発達障害の診断を受けました~

精神科への通院_アイキャッチ

きっかけはうつ病でした

皆さんは、『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』という本をご存じですか?

2018年に刊行されて、国内外のメディアで取り上げられ話題となった過労死マンガです。仕事や会社に追いつめられていく人の心理状態、そしてその状態から抜け出す方法が分かりやすく描かれています。

発達まち子

Amazonの紹介文にありますが、私も「これ、私のことだ」「涙が自然と流れてきて止まりません。」になった一人です。。

当時は残業100時間、夜中の3時まで仕事→6時出社、怒鳴られる怒鳴られる怒鳴られる・・・

長時間労働だけなら別の会社でも経験がありましたが、その時も心身ともにかなり辛く危険ではありましたが、うつ病となった今回との違いは、「明らかな人からの攻撃」の有無でした。

あの時、私がもっと若くて経験がなくて純粋だったら、、逃げられ(助けを求められ/自分に合う道を選びなおせ)なかったかもしれない。逃げて(助けを求めて/自分に合う道を選びなおせて)今みたいにしぶとく生きていられなかったかもしれない。。そう思ったりもします。

話は少しそれましたが、それで、社内で倒れたのをきっかけに産業保健師の勧めで人生で初めて精神科へ行きました。

発達障害の診断を受ける

うつ病と診断されて、休職となり、数か月「無」の状態で過ごしました。

発達まち子

人生で初めて行く精神科は独特の雰囲気で、これまで自分はどこへ行っても浮いた存在で人となじめないと自覚はしていたけどやっぱりついにここへ来たか・・・といった思いがありました。。

精神科への古い価値観、偏見がある自分にも嫌になりました。

そして通院を重ね医師と話す中、、鬱の症状が落ち着いてから、発達障害のヒアリング、知能検査等を受け、ASDという診断を受けました。

ライフハック:逃げる=自分に合う道を選びなおす

発達障害の人は、ふつうの人より「できること」と「できないこと」、得意・不得意の差が大きいですから、

事前によく自己理解して、自分の苦手・不得意なことを高度に要求されるような職場に行かないことにまず注意しなければなりません。

そして、もし合わなかったとき、心と身体が壊れる前に「逃げる」、というとネガティブな印象を受けるので、「道を選びなおしましょう」。

自分の特性や状態を正確に把握することは誰にとっても難しいですし、発達障害の方は過集中や感覚鈍麻といった特性がある方もいらっしゃいますから、精神科の医師等、信頼できる専門家とつながっておくと安心かと思います。

私は新しい職場になってから(+離婚してから)だいぶ安定していますが、今も自己理解(自分の状態・特性)の理解や(他に話せる人がいないこともあり)一つの相談先として、定期的に精神科に通っています。

改めて発達障害とは_アイキャッチ
改めて、発達障害とは?? ~発達障害者として生き始めた私の理解と、発達障害の特性を持つ若い方に伝えたいこと~発達障害とは何か、発達障害と分かったらどうすればいいのか、当事者が自身の経験からお伝えします。...