はじめての外資系企業
わたしは、今回はじめて障害者雇用を利用し、はじめて外資系企業に就職しました。
大学卒業後、一度海外で仕事をしたことはあるのですが、ボスが日本人の小さな会社だったので、今回のような企業らしい企業で外資系というのははじめてです。
(新卒で海外就職したときの話も、もしかしたら発達障害をもつ若い方の学生時代の過ごし方等に、反面教師として💦 何かしらのお役に立てるかもしれないので、いずれご紹介できればと思います。あの頃は障害の自覚がなかったので、特性がほんとうに強く出てしまっていましたorz。。)
そんな初の外資系企業勤めの経験から今回お伝えしたいことは、“発達障害者には、外資系企業が合う方が多いかもしれない??”ということです。
もちろん発達障害の特性は千差万別ですので、”皆さんに合う”とは限らないのですが、外資系の”Diversity and Inclusion”の企業文化が(日本社会の)「ふつう」から外れてしまう発達障害者に向いているかもしれないと思われるからです。
「人間関係」に何よりもつまづいてしまう方、いませんか?
わたしはこれまで日本の会社を5社ほど経験したのですが(一般枠)、家族経営の小さな会社でも一部上場の大企業でも、どこでも人間関係でつまづいてしまいました。
これを言ってしまうと、こんなにヤバい(嫌な、迷惑な)人のブログは見たくないと思われてしまいそうですがorz、わたしは、会社だけでなく、結婚も同居2週間のスピード離婚をしたほど(これについてはまたの機会にお話しできればと思います…)、人付き合いに障害があります。
人間関係やコミュニケーションにつまづいてしまうのは、ASDの最たる特性ですよね。。
ライフハック: 外資系企業の「D&I文化:異文化が容認される文化」と「ジョブ型雇用」が発達障害者に向いている
日本で障害者雇用をしているような外資系企業は、たいてい世界規模のグローバル企業ですので、”Diversity & Inclusion”の考え方が社員教育にも取り入れられ、根付いている企業が多いと思います。
外国人や帰国子女の方も多く、そうした“Diversity & Inclusion”な風土は、日本の「ふつう」一択当てクイズ?のような状況に苦しむことの多いASDのわたしには居心地がよいと感じられます。
また、もう一つ発達障害者向きと思われる要素が「ジョブ型雇用」です(詳しくはこちらをご参照ください)。
外資系企業の採用で一般的な、職務に対して人が雇用される「ジョブ型雇用」では、雇用の際に仕事の内容(とお給料)が明確に提示されるので、日本企業の、新卒採用などのように、雇用された後に配属や職務が決まる「メンバーシップ型雇用」で発達障害者に発生しがちな、「ふつう」のことができずに(例えば電話の受け答えとか)、「え?なんでこれもできないの?(圧⇒汗💀)」という事態を避けることができます。
障害者雇用では雇用前に配慮事項などを検討するためにも業務内容の確認があり、自然とジョブ型雇用になりそうですね。
ダイバーシティの推進も、ジョブ型雇用も日本企業でも取り入れられている最中であり、障害者雇用も一般枠の雇用も、日進月歩に進化していると感じています。
わたしはかつて会社のトイレの個室に入った途端、力尽きて床から立てなくなったことがありましたが(せめて便座に座ってほしかった)💦、凸凹を持った発達障害者にとっても、子育てと両立しながら働く女性(男性)にとっても高齢者にとってもLGBTQの方にとっても、皆が苦しくなく、悲しくなく、働いて生きられる働き方が可能な社会になるといいですね!